視聴率こそいまいちだった『おっさんずラブ』がなぜ人気になったのかその魅力を考察しています。
そこには意外な理由がありました。
ご存知、おじさん同士の真面目な恋愛をコミカルに描いた、田中圭さん主演の大ヒットドラマ『おっさんずラブ』。
後半に『劇場版 おっさんずラブ』の見どころポイントも紹介しています。
まずは、『おっさんずラブ』の歴史からどうぞ。
『おっさんずラブ』の歴史
意外と知られていない『おっさんずラブ』の歴史からご紹介。
『おっさんずラブ』が初めて放送されたのは2016年の年末の深夜でした。
テレビ朝日系列の『年の瀬 変愛ドラマ』の第3夜に単独ドラマとして放送されたのが最初です。
この時のキャストは、田中圭さん、吉田鋼太郎さん、落合モトキさんなどが出演。
その後の2018年に土曜日の深夜枠にて連続ドラマ化しました。
林遣都さんが加わり、牧凌太のキャラがハマり役となり、田中圭さん、吉田鋼太郎さんとの三角関係が話題になりました。
2019年8月にはドラマの続編となる『劇場版 おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜』が公開。
同年の11月からは、連続ドラマ第2シリーズとなる『おっさんずラブ-in the sky-』が深夜枠で放送されました。
第2シリーズでは、田中圭さん、吉田鋼太郎さんはそのままに、千葉雄大さんや戸次重幸さんが参戦。
第1シーズンと劇場版とは違う舞台になっています。
おっさんずラブはなぜ人気になった?
おじさん同士の恋愛をコミカルに描いた『おっさんずラブ』はなぜ社会現象を巻き起こすほどの人気になったのでしょうか。
ドラマは深夜枠での放送で平均視聴率こそ4%ほどでした。
ところが、連続ドラマの放送終了後じわじわと人気になっていったのです。
その理由は、見逃し配信での反響でした。
こうしたネット配信により、テレビの放送以外でじわじわと人気になっていき、最終回の見逃し配信は139万回を記録。
全7話の再生累計は633万回に達しました。
さらに、DVDの予約もテレビ朝日のドラマ史上最高を記録したのです。
もちろん、ストーリーの面白さやキャラ設定の良さ、役者の演技力といったヒットの三拍子が揃っていたからこその結果であるとこは間違いありません。
『おっさんずラブ』の魅力とは?
そんなおっさんずラブの魅力は、おじさん同士の恋愛をコミカルに描いているだけでなく、真面目に恋愛しているということ。
人が人を愛することの素晴らしさをひたむきに描いた作品でもあるのです。
また、登場人物の個性、つまりキャラ設定が素晴らしいということも『おっさんずラブ』の魅力です。
ネット上では、「ピュアだった頃の恋愛を思い出す」
「登場人物が可愛すぎる」といった声が多くありました。
『おっさんずラブ』の劇場版はそんな魅力がたくさん詰まった映画になっています。
『劇場版おっさんずラブ』の見どころポイント
見逃し配信でじわじわと人気を獲得した『おっさんずラブ』。
2019年に公開された『劇場版 おっさんずラブ〜LOVE or DEAD〜』の見どころをご紹介します。
モテない独身ダメ男・はるたんこと春田創一を演じる田中圭さんと、理想の上司・黒澤部長演じる吉田鋼太郎さん、イケメンでドSな後輩・牧凌太演じる林遣都さんの三角関係が面白い本作。
はるたんと牧のハッピーエンドで終わったドラマの続編を描いています。
とにかく楽しい映画なので、ドラマを観ていない方にもおすすめです。
『劇場版おっさんずラブ』見どころポイント①志尊淳が初参戦!
志尊淳さんは、春田を兄のように慕う天空不動産第二営業所の新入社員・山田正義(ジャスティス)役。
ドラマには出演しておらず、沢村一樹さんとともにシリーズ途中参戦となっています。
それだけに、プレッシャーも大きく遠慮がちだったという志尊淳さん。
それを見抜いた田中圭さんが撮影初日にご飯に誘ってくれたといい、
「どんな風に演じても受け入れるから、志尊の好きなようにやってね」と言われたそうです。
そんな先輩からの温かいアドバイスもあってか、劇場版のスパイスとなるような志尊淳さんの存在感ある演技も見どころです。
『おっさんずラブ』初参戦となった志尊淳さんは、キャストだけでなくスタッフの熱量も同じくらい熱く感じたそうで、「団結力に刺激を受けた」とも語っていました。
『劇場版おっさんずラブ』撮影秘話&見どころポイント②
映画の見どころの一つとなったのは、田中圭さん、吉田鋼太郎さん、林遣都さん、志尊淳さん、沢村一樹さんの5人が鉢合わせするサウナシーンです。
感情のぶつかり合いが白熱した5人の掛け合いはカオスそのもの。
実は、このサウナシーンのほとんどがアドリブだそうです。
撮影前は色々と話し合って、メイクを直すのが大変だから顔に水をかけるのはやめようということに。
ところが、本番では林遣都さんが恋のライバルの吉田鋼太郎さんの顔にバッシャー。
林遣都さん曰く、吉田鋼太郎さんはいつもアドリブで何をしてくるかわからないので、そのさらに上をいく心構えだったとか。
そんな5人の白熱したアドリブ合戦に注目です。
幸せな気分になれる映画
また、ドラマにはなかった変化球があったり、映画ならではのスケールの大きさも見どころになっています。
何より、キャストそれぞれのキャラがしっかり立っていて、みんなが真剣にコメディを演じているところが面白さに繋がっているように感じました。
とにかく世界観が最高です。
笑って泣けて幸せな気分になれるような物語なので、お休みの日の気分転換におすすめです。
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